整備用語:車検証の電子化(OSS ワンストップサービス)

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省力化に寄与する車検証のICカード化への準備

2023年1月から導入される予定の車検証の電子化は自動車整備業界が直年する大きな制度改正となります。
新車検証の継続検査OSS(ワンストップサービス)の申請によって、継続検査の省力化に大きく寄与するため、OSS利用の普及が見込まれています。
省力化を含め、本来の意味でのワンストップを最大限に実現するため、指定整備工場には継続検査OSSを積極的に活用していくことが望まれます。

OSS(ワンストップサービス)とは

自動車保有関連手続きにおいて、関連省庁と連携し、オンラインで一括した申請手続きを行えるサービスのことです。
継続検査等で紙の車検証の受取のために必要となっている運輸支局等への来訪を不要とし、OSSの申請手続きで完結することを可能とするため、車検証も電子化(ICタグを貼り付け)されることが決まっています。

陸運支局等への出頭の有無

必要:券面記載事項に変更がある場合
不要:ICタグの記載情報の書換えのみの場合
※継続検査・変更登録等による記載事項の変更を伴わない基礎的情報を券面に記載することとする

2021年の継続検査OSSの利用率

・登録車が48.9%
・軽自動車が40.0%
・合計45.9%
※指定整備継続検査に対する割合
※日本自動車整備振興会連合会調べ

継続検査OSSの利用率が高いとは言えない状況の中、電子車検証導入開始までの期間を利用して継続検査OSSの活用でIC化される車検証への対応を進めていくことが求められています。
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